精密加工が得意な5人の町工場

長野県松川町にある工房大倉は、従業員わずか4名の小さな町工場。しかし侮るなかれ、その技術力は超本格派です💡。精密な切削加工(部品の金属加工)が得意で、最新のマシニングセンターやワイヤ放電加工機、3次元測定機などプロ仕様の設備も完備しています.


極限まで精度と品質を追求する姿勢で、「独創・想像・工夫・努力」を大事にする職人魂あふれる会社です。小規模でも全国レベル・宇宙レベルのモノづくり力を発揮する、隠れたスゴ腕工場なんです。
地域とともに夢を育む取り組み

工房大倉は地元密着で、地域の子どもたちや学校とも深いつながりを持っています。例えば松川中学校では、工房大倉の協力で生徒たちが人工衛星に載せるメッセージ作りに挑戦しました

取材学習で中学生が工場を訪れた際には、社長の大倉正治自らたくさんの質問に嬉しそうに答えました。生徒たちが書いてくれた記事を読んで社員一同とても喜び、「大人が率先して楽しんで仕事をしている姿を見せれば、子どもたちが夢を諦めず挑戦するようになる」と社長は語っています

地元の高校生の宇宙研究も15年にわたり応援し続けていて、地域ぐるみで若者の夢を育んでいるんです
高校生と開発中の人工衛星「てるてる」🚀
なんとこの町工場、高校生と一緒に人工衛星まで作っちゃっています!長野県の駒ヶ根工業高校と北海道科学大学のチームに工房大倉が全面協力し、手のひらサイズの超小型衛星「てるてる」を共同開発中です。
2025年秋に国際宇宙ステーションまで運んで宇宙へ放出する計画で、地球を周回しながらLEDパネルでメッセージを地上に送るというユニークなミッションに挑戦します
この人工衛星は約10cm四方のキューブ型ですが、地元の高校生たちと町工場の技術が詰まった夢の結晶です。愛称「てるてる」は公募で決定し、長野県の15歳の女の子が名付け親になりました
小さい衛星に無限大の可能性を込めて、「みんなで夢を宇宙に打ち上げよう!」と盛り上がっています🌟


アットホームで熱い社内雰囲気
社員数はたった5人ということもあり、社内はアットホームで風通しの良い雰囲気です
少人数だからこそチームワーク抜群で、新しい挑戦にも全員でワクワクしながら取り組んでいます。社長含めスタッフみんなフレンドリーで情熱的!人工衛星プロジェクトにすっかりハマってしまった社長は、自ら「人工衛星に沼った理由」を語るオンライントークイベントを開いたほどです。

大人たちが本気で夢を追いかけ楽しんでいる姿は、周りの若者にも刺激を与え、「自分もチャレンジしよう!」という前向きな空気を生んでいます。
工房大倉には、昔ながらの職人の温かみと最先端プロジェクトの情熱が同居しているんです。
若者も「面白い!」と驚くエピソードいろいろ
工房大倉では、全国の応援メッセージや地元の子どもたちの夢を集めてジグソーパズルを作成し、それを人工衛星に載せるというユニークな企画も進行中!

完成したジグソーパズルはプロのカメラマンが撮影し、その写真を1/10サイズに縮小して金属プレートにレーザー転写。超小型衛星「てるてる」に搭載して宇宙へ送り出すんです。

つまり、ピースに書かれた1500人以上の“願い”が本当に宇宙に届くというわけ!「町工場×高校生で人工衛星を打ち上げるなんて漫画みたい」と話題になり、クラウドファンディングでも目標額を達成するなど多くの人が熱いエールを送っています。
地元の小さな工房が最先端の宇宙開発に挑む姿に、「面白い!応援したい!」と思わずにはいられない魅力が詰まっています。工房大倉の今後の活躍からも目が離せませんね! 🚀